プレ開幕イベント 三国志前夜の戦いの物語
■第一戦 虎牢関の戦い■
虎牢関に立て篭もる董卓軍に対し、連合軍は2手に分かれて攻撃を仕掛けた。
※董卓軍は黒ローブ、連合軍は紫ローブを着用
連合軍の勢いを止めることができず、虎牢関はあわや陥落するかに見えた。
李儒:「董卓様。もはや最後の手段に出るしかありませぬ…」
董卓:「よし、火を放て! 連合軍どもを焼き殺すのじゃ!!」
董卓は自らの陣地に火を放つという捨て身の戦術に打って出た。
不意を突かれた連合軍は、火に囲まれ身動きがとれず、多くの将兵を失っていった。
また時を同じくして関外に突撃した董卓軍の機動部隊により、連合軍後方の文官隊が半ば壊滅させられる事となる。
やがて戦闘は混乱を極め、このまま果てしなく攻防が続くかに思われた。
その時、1人の武将が虎牢関の前に立ちはだかり、声高に名乗りを上げたのである。
呂布:「連合軍よ、俺様が相手だ! 命の惜しくない奴はかかってこい!!」
見れば、人中の呂布、馬中の赤兎 と評された、天下無双の猛将、呂布である。
袁紹:「呂布を倒せばこの戦勝てるよ! お前たち、やっておしまい!」
諸将:「あらほらさっさー」
連合軍はなり振り構わず2人がかりで挑みかかるも、呂布を討ち取る事などできるはずもなかった…
袁紹:「撤退!! だめだこりゃー」
かくして虎牢関は抜かれる事なく、敗れた連合軍はやがて瓦解し、董卓による漢の支配は続いていった。
連合軍に参加した曹操・孫堅・劉備らは董卓から身を隠すため野に逃れ、
二度と歴史の表舞台に出ることは無く、こののち三国時代が到来することはなかった。
おしまい
■第二戦 官渡の戦い■
※青が曹操軍、赤が袁紹軍
両軍の力は拮抗し、戦闘は膠着していた。どちらも打開策が見つからないまま時が過ぎ、
遠征している曹操軍は兵糧が乏しくなり撤退もやむなし、という雰囲気が蔓延していった。
しかし、一枚岩に見えた袁紹軍には内部にほころびがあった。
許攸:「殿、曹操軍に兵糧の位置を知られては不利になります。かの地に増援を派遣すべきかと。」
田豊:「いやいや、軍を裂いては今の拮抗状態が保てず、わが軍は敗北ですぞ! 許攸のくせに生意気だぞ!」
袁紹:「田豊が正しいのう。許攸のくせに生意気だぞ!」
許攸:「あんたらス○オとジャ○アンかっ!」
そして家出した許攸は曹操の元に走り、重要な情報を伝えるのであった。
許攸:「烏巣にいる兵糧守備隊を蹴散らしておくれよ曹操えもん!」
即座に曹操軍は烏巣を急襲。
天下分け目の決戦に決着がつく……はずであった。
不意を突かれたにもかかわらず烏巣守備隊はよく持ちこたえた。
状況を打開するため、関羽は顔良に一騎打ちに挑んだ。
しかし討つことができず、撤退を余儀なくされたのである。
曹操:「撤退!! だめだこりゃー」
かくして官渡の戦いは袁紹の勝利に終わり、勢いに乗った袁紹軍に曹操軍は各地で破られ、
ついには本拠地までも奪われてしまったのである。
献帝を手中に収めた袁紹は中原を支配し丞相となり、官渡で袁紹軍に所属していた劉備は取り立てられ、
ぬくぬくと太平を謳歌し、関羽・張飛と結んだ義兄弟の契りを破棄する始末。
行き場の無くなった曹操は野に隠れムシロを織って生計を立て、こののち三国時代が到来することはなかった。
おしまい
※これらの物語は、イベント結果を元に脚色されたフィクションであり、実際の三国志とは異なります。